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ダウンヒルシリーズ第5戦 菖蒲谷大会 後編

11月22日(土)23日(日)の二日間にわたって兵庫県たつの市で開催された

「DOWNHILL SERIES 第5戦 菖蒲谷大会」に初参戦してきました。

先日は土曜日に行われたタイムドセッションの結果をお伝えしましたね。

まああまりの嬉しさに、疲れているにもかかわらず当日記事をアップしてしまいましたが

タイムドセッションは1位でした。 タイムドセッションは!

そうです、わたくし久々に張り切りすぎてコンディショニングを間違えてしまったと言いますか

土曜日にピークを持っていってしまったのです。(汗

という訳で、決勝レース当日は燃え尽きて真っ白になったジョーの様な状態で(古すぎ?)

完全に前日とは別人になってしまいました。

何年もレースやってきているのに情けない話です。トホホ

そんなこんなで公式練習1本目から木に激突し、右肩を強打して右腕は思うように動かなくなり

1本走っただけで前日からの疲れで両足は鉛の様に重く。

いや、全身が重く、急に地球の引力が1.5倍くらいに増えたんじゃないかと錯覚するくらいボロボロな別人になっていました。

これは調整ミスという単純な事だけが原因ではなく、タイムドセッション1位のプレッシャーと

各方面からの「若手には負けるな!」とか「チャレンジクラスで2位は無いよね?」や

はたまた「若手に負けたらお仕置き!」などという暖かいお言葉の数々が

私のバリケードぢゃなくてデリケートな胃を刺激してくれていたのも大いに関係あると思われます。

そんな絶不調な私に元チームメイトの安達選手がアドバイスをくれました。

内容は「考えすぎると更に調子崩すことがあるから、自分を信じて無心で走ってみたら?」というもの

若い頃は何も考えず自分のセンスだけを武器に走っていた事もありましたが(本当は色々考えていたんですが、周りからはそうみえていた?)

年をとって体力が無くなった最近ではまずは「頭の中で沢山シュミレーションをして

自分にとって最高の走りのイメージを完成させてからそれを本番1発で成功させる」といった感じで走っていました。

朝から、いや昨夜からタイムドセッションの時よりタイムを縮めるにはどんな走りをすればい良いか?を考えていました。

もちろんミスは許されません。しかし今回は考えてもイメージすら浮かびません。

いざ走り始めるとコーナーごとに足がでてしまう、狙ったラインから微妙にずれる、テーブルトップはイマイチ上手く飛べない

チャレンジクラスで唯一自分だけが飛んだ最後のジャンプも全く飛ぶ気にならなくてとうとう当日の公式練習では飛べずじまい。

そのつながりで最終コーナーもしっくりこないまま公式練習がタイムアップ。だめだこりゃ~

とりあえす疲れた体を少しでも回復し、パフォーマンスアップさせるために当日会場で営業されていたクイック整体を施術してもらいながら頭の中でコースを何度も走ってみた。

すると整体のおかげで驚くほど体力が回復し?体がかなり軽く感じられて集中力も上がってきた。

スタート地点までの押し上げも足取りが軽くなったがここは体力温存でのんびりと登る。

登りながら集中力とモチベーションをあげようとレースで勝つイメージと勝った時の嬉しさ、そしてご褒美のことだけを考えていた。

スタート前に現在ランキングトップで今大会の優勝候補であり今回最大のライバルで若干19歳の藤村選手と少し会話をすると

彼はどうやら1分10秒を切るタイムを狙っているらしい。 そりゃそうだろう、そうじゃないと面白くない。

しかし自分はもうその時点ではタイムなんかどうでも良くなっていた。

自分を信じて、野生の獣の様に伸び伸びと走ることだけを考えた。

そうすれば必ず結果はついてくる。

そしてスタート!

無心で

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Phot by koike4.jp

獣の様に

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Phot by koike4.jp

 

結構乗れてる!?

と思った次の瞬間、木の根っこに引っかかって右足がペダルから外れた!(--;)

あわてて体勢を立て直してビンディングを嵌めようとしたが、中々入らない! やや登ってるところでこの先は更に登り返しなのに。

ペダル嵌らないまま上り返して下りにさしかかるまでの一瞬でなんとかペダルが嵌り、落ち着きを取り戻して再度無心に。

朝イチ肩を強打した木があるややこしい切り替えしを何とか無難にまとめ、1番シンドイながーい上り返しにつなげるための大事な左コーナーを本能に任せて

思いっきりバイクを寝かして向きをかえ、すかざず漕ぎ出す。 

途中で膝が崩れ落ちそうになりながらもなんとか登りきりテーブルトップへ向かう、出来るだけ速く、低く、そしてコケない様に!(ココ大事)

着地と同時に漕ぎ始めるがまたまたひざがガクガクで足に力が入らない。まさに腰砕けのよろよろライディング。

しかし舗装路で意外に斜度があったのでなんとか加速してラストジャンプ。

「ご褒美!」と心のなかで叫びつつジャンプして、着地と同時に加重しながらブレーキング。

オーバースピードで体勢を崩すことなく余裕をもって最終コーナーに進入し視線をゴールに向けると同時に最後のチカラを振り絞って漕ぎだした。

ゴールラインを越えてMCの竹内さんの声が聞こえた「1分10秒・・・」 

「負けた!10秒切れなかった。あそこでペダル外れたからしゃーないか」と思ってうなだれながらパドックに戻る途中・・・

長くなったので今日はおしまい。 

完結編につづく

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